No more WAR, We want PEACE! 有事法制は国家守って人守らず。私たちは反対します!
反戦・平和アクション
更新:2001年10月19日(金)17:50 (日本時間)

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ペシャワール会声明
報復の回避を訴え、事業の継続に全力を挙げます

 この一年余、ペシャワール会はアフガン大旱魃の対策に、全精力を傾けてきました。東部で658ヶ所での水源作業(井戸・灌漑用水路)を行い、128ヶ村約25万人の流民化を阻止しています。医療支援でも、既存の3診療所に加えて、無医地区と化した首都カブールに5つの臨時診療所を開き、絶望的な人々に大きな励ましを与えてきました。さらに9月に入り、カブールでさらに5ヶ所の診療所を増設、水源事業も一千ヶ所に拡大、予想される深刻な事態に対処する備えをしていました。

 その直後、11日にアメリカのテロ事件が起こり、それに対するアフガンへの軍事報復の動きが伝わってきました。今私たちの活動が停止すれば、戦慄すべき事態となります(国連は餓死者だけで600万人と予想しています)。犠牲になるのは全て無抵抗の農民や貧民、子どもやお年寄り、弱い者です。これはもはや「テロ対策」という範囲を超え、必ずや歴史的なホロコーストとして永久に汚名を残す所業です。

 武力報復は憎しみを沈潜させ、さらに根深い報復を生み出します。報復協力者・日本の安全もまた、かつてない危機にさらされるでしょう。テロの防止は、暴力ではなく、命の大切さを人々の心に訴えることによってのみ、力を持つことができると信じます。

 平和の維持には戦争よりも勇気と忍耐が要ります。私たちは不退転の決意で、報復回避への訴えと現地事業の継続努力を実行いたします。皆様の御理解を、世界の良心と共に切に訴えるものであります。

 2001年9月
 中村 哲

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