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反戦・平和アクション
更新:2002年8月10日(土)18:10 (日本時間)

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  >>有事法案の撤回、基地内市民監視リストの廃棄、W杯でのAWACS使用の中止などを求める要請

6.23 有事法案の撤回、基地内市民監視リストの廃棄、W杯でのAWACS使用の中止などを求める要請(NO! AWACSの会浜松)

防衛庁長官様                    2002年6月23日

浜松基地司令様                 NO! AWACSの会浜松

浜松基地内隊員様

 有事法案の撤回、基地内市民監視リストの廃棄、W杯でのAWACS使用の中止などを求める要請

 いま政府防衛庁は有事法の制定をすすめています。この法案は日本国憲法の基本的人権や平和主義の原則に反し、地方自治体の権限をも侵すものです。また国内での戦争準備をおこないつつ、米軍を支援し自衛隊を海外へと派兵していくための法律です。

 「この法律ができると自衛隊は自由に活動ができる」「備えが必要」と宣伝する人もいますが、ここでいう「自衛隊の自由な活動」とは戦争への参加の自由が拡大することであり、隊員の生命が軽視される態勢がすすむということです。そして米軍との共同作戦が実施され、戦死者が増え、アジアの人々への加害をおこなうことになります。わたしたちは政府による戦争の惨禍を拒み、自衛隊隊員の命を守るためにもこの法案の撤回をつよく求めるものです。

 6月16日の新聞報道によれば、バーレーンの米軍基地の友軍調整センター内に海自の連絡将校室がおかれ、海自が米軍の戦術指揮下にすでにはいっていることが明らかにされています。浜松のAWACSもグアムでの共同訓練にみられるように米軍の戦術指揮下での訓練を繰り返してきました。海自の例は集団的自衛権が実際に行使されていることを示しています。

 これは憲法違反です。しかしこのような違反がおこなわれているにもかかわらず、政府は撤収しようとはしません。このことは自衛隊員が違法状態のままインド洋上に放置されていることであり、自衛官の人間としての尊厳を侵していることになります。自国の法を守らない政府の軍隊は国際社会の中で信用されません。政府は今すぐ派兵した自衛艦を撤収し、憲法違反の米軍支援のための海外派兵を中止すべきです。

 また、防衛庁は組織ぐるみで情報公開申請者のリストを作り、庁内LANで閲覧できるようにしていました。以前、当会の要請の際には浜松基地の渉外室の担当者が会員の職業等を調べるという出来事がありました。このことは市民の要請行為そのものを犯罪とし調査の対象とする発想が根底にあることを示しています。渉外室の担当者が、要請する市民の身上を自由に閲覧できる態勢にあることは人権侵害です。

 情報公開や要請行為者のリスト化は、法で守られた市民の社会的権利を侵すものであり、即中止すべきです。AWACS配備後、浜松基地は遮蔽用パネルを張り巡らし、外周に監視カメラを何台も設置して市民を監視するようになりました。監視されるべきは市民に隠れて憲法に反する派兵や訓練を繰り返す軍事組織です。無法な政府指導者は市民の社会的権利を侵害し監視することで、自衛隊員を海外に派遣しているのです。

 日本国憲法の平和主義、情報公開や要請による市民の反戦平和の声は自衛隊員の命を守ってきました。基地内での隊員への人権侵害をなくし、基地内での市民の人権を侵す調査行為やリストづくりについては告発を強めて中止すべきです。有事法は戦争協力を義務化し戦争非協力を犯罪としていきます。戦争反対の声を押さえつけて政府は自衛隊員や医療運輸などの労働者を戦争に動員していくのです。隊員の皆さん、ぜひ市民の様々な声に耳を傾けてください。長官や司令は海外派兵や戦争参加に反対して
ください。

 6月9日の夜12時過ぎ、W杯(日本とロシアの試合)の上空からの監視を終えたAWACSが浜松基地に着陸しました。こんなに夜遅く轟音をたててAWACSが飛来し、着陸の逆噴射の音が周辺10キロ余の地域にまで響きわたったのは初めてのことです。6月4日・10日にも夜の10時過ぎに飛来しました。W杯をめぐる日米の軍事的対応はW杯を「有事」と見なしているようなものです。

 W杯監視に浜松基地のAWACS使用することなど過剰な対応です。ナショナリズムをあおっての軍事展開はまるで戦争での国民煽動の訓練のようです。また浜松基地での夜間飛行訓練と夜遅くの飛行回数が増加しています。AWACSの飛行や夜間の轟音が増加する中で市民の不安の声はたかまっています。浜松基地の歴史をみれば、軍隊が市民の命を守らず、軍都化が多数の市民の空爆死を招いたことはあきらかです。旧陸軍は秘密の内に三方原や中国東北部で飛行機を使っての毒ガス攻撃訓練までしていました。わたしたちは浜松を再び戦争と派兵の拠点にしてはならないと考えています。命こそ宝です。

 21世紀を人間の尊厳が大切にされ、戦争のない時代とするためには大規模な軍縮が必要です。しかし、政府は有事法の準備をすすめ、AWACSのグアム派兵をおこない、今年の訓練では浜松のAWACSが単独で米軍機を管制指揮するまでになっています。日米共同作戦体制のもとでAWACSの役割はいっそう強化され、浜松基地の拠点化がすすんでいます。わたしたちはとても危険な時代になってきたと思います。

 自衛隊員のみなさん、アジア2000万人という死者や兵士が残したメッセージはふたたび政府の行為によって戦争の惨禍をくりかえすなという反戦平和の思いです。この思いのうえに憲法の平和主義があります。

 わたしたちはここで平和への思いをもって以下を要請します。

 一 政府防衛庁は有事法案を撤回すること

 一 今後、グアム島での日米共同訓練へのAWACS派兵を中止すること

 一 AWACSの運用状況や基地での離発着状況などの情報を公開すること

 一 浜松基地による平和市民の個人情報収集をやめ、そのリストを廃棄すること

 一 W杯でのAWACS使用を中止すること

 一 夜間飛行訓練を中止し、静かな夜を市民に返すこと

 一 AWACSを廃棄すること

 一 空中給油機の導入を中止すること


NO! AWACSの会浜松 浜松郵便局私書箱77号 0534224810

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