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申し入れ書
駐日イスラエル大使 イツハク・リオール 様
――そして同時に、イスラエルの人々に呼びかける――
イスラエル軍がパレスチナの各地、各都市への軍事侵攻を開始してから1週間が経ちました。そのイスラエル軍の砲爆撃によって、多数のパレスチナ人の生命が奪われ
、生活の場が破壊されています。
3月29日未明、イスラエル軍は戦車部隊でラーマッラーに侵攻、パレスチナ暫定自治政府施設を包囲して、自治政府のアラファート大統領を監禁状態に置きました。さらに同日朝、イスラエル政府は、アラファートを「敵」と見なし、外部との接触ができないよう「隔離」する方針を決めたと報じられています。首相シャロンは、これを「テロ組織を破壊する」ための行動とし、また米ブッシュは「イスラエルが自衛する必要があるのは十分理解できる」とし、アラファートに対してテロ阻止のため一層の努力を求めたとも伝えられています。軍事部隊で包囲・隔離した相手に銃口を向けながら「テロを止めさせろ」と求め、一方で、そのような軍事行動が自衛のためであるなどというのは、全くばかげた話です。
イスラエルがパレスチナの軍事占領を続け、その民衆への弾圧を強めながら、さらに虐殺戦争を継続することが、そのようなイスラエル軍の軍事力の行使こそが、パレスチナ民衆の怒りと憎しみを強め、自爆テロを生み出しているのです。軍事力で平和や安全を実現するということは、できません。
今、イスラエル国内においても、「イスラエルの占領が、私たち皆を殺し続けている!」として、軍事占領と戦争に反対する人々が声をあげています。欧米各地から、また日本からも人々が参加した「国際連帯運動(ISM)」の人々が、イスラエル軍戦車部隊の前に立ち、その侵攻を止めようとしています。そのような人々と共に行動するイスラエル人たちがいます。しかしイスラエル軍は、こうした人々に対して、また救急車や医療従事者たちに対しても発砲し、多数の死者や負傷者が出ています。
2000年9月末から開始されたとされる「アル=アクサーのインティファーダ」以降の1年半の間に1500人以上のパレスチナ人とイスラエル人が殺されました。こんなことは、もう止めるべきです。
そのためには、まずもってイスラエルは全ての占領地から撤退すべきであり、またイスラエル政府はシオニズムという人種差別的なイデオロギーと軍事主義に基づく政策を根本的に変えるべきです。また、イスラエルの人々は、シャロン政権と軍が行っている戦争と虐殺に抗議する声を強め、さらにパレスチナの人々との共存を目指して、民衆レベルでの対話や具体的な取り組みを早急に開始しなければなりません。
以上のように考える私たちは、以下を申し入れます。
(1)イスラエルは、現在の対パレスチナ戦争を、直ちに停止せよ。
(2)イスラエルは、国連決議に基づいて、その全ての占領地から直ちに撤退せよ。
(3)イスラエルの人々が、パレスチナの人々との間での具体的な共存を目指して直接対話を開始することを強く求めるとともに、そのような民衆レベルでの取り組みに、私たちは連帯する。
2002年4月5日
日本の参戦を許さない! 実行委員会(新しい反安保実VI)
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