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◆1.20 有事3法案の廃案を求め、イラク戦争に反対する緊急院内集会
1.18の熱気も覚めやらぬ中、通常国会開会日にあわせ、有事3法案とイラク戦争に反対する緊急院内集会が、衆院第二議員会館第一会議室にて、超満員200人の参加で行われました。
市民緊急行動の高田健の司会で行われた集会では、以下の各発言者のほか、27人の国会議員のみなさんが1分間のリレートークを行い、その他合わせて37人の国会議員のみなさんが出席し、国会の内外を貫く取り組みが強く堅く確認されました。(反平ア編集委・よねざわいずみ)
(なお、以下の発言内容の文責はすべて反平ア編集委にあります)
平和をつくりだす宗教者ネット 木津博充上人
今の小泉政権は、アメリカからおこぼれをどうもらうか、というだけでイラク攻撃に追従しようとしています。これはまさに仏教で言う餓鬼道そのものです。「取るだけ取る」という精神こそが戦争の元凶であり、これを克服しなければなりません。
ガンジーがかつて腕一本あげないで非暴力抵抗運動を行ったとき、「これはインドでしか成功しない運動だ」と言われていました。しかし今、その時の支配国だったイギリスで大きなうねりがあります。私たちも非暴力でなにがなんでも戦争法を粉砕・廃案に持ち込みましょう。殺すな、殺させるな、殺す法を通させるな!
市民緊急行動 富山洋子
私たちは、戦争こそが最大の暴力」「非暴力こそが正義」という当たり前のことを訴えてきましたが、イージス艦の派遣を許してしまいました。この無念さをバネに、「殺したくない、殺されたくない」を掲げていきましょう。
武力を背景にした「正義」などありえません。国家の不条理を糾すことこそ、国家という中に生きる、生きざるを得ない私たちの責務です。イラク戦争反対の流れを、国境を越えて大きなうねりにしていきましょう。
日本共産党 志位和夫さん
いまや世界中の人が「イラク戦争反対」の声を高めています。今度の戦争に関しては、国レベルでも世界的に反対の声が広がっています。私は先日、インド、パキスタンを訪問しましたが、アフガン攻撃で前線国家とされたパキスタンですら、イラク攻撃には反対します、とはっきり示されました。このような国際世論を背景に、草の根でがんばりましょう。
「殺してはならない」が原点です。これは宗派、思想の違いを超えた共通した気持ちでしょう。
国連報告によれば、イラク戦争が引き起こされた場合、50万人が深刻な負傷をし、90万人の難民がイラク国外に流出し、200万人の人が国内で住居を失う、とされています。そしてまた、戦争が起これば、これはイラクだけの問題に留まりません。パレスチナとイスラエルの紛争がいっそう激化します。そして、12億人のイスラム社会、ムスリムたちに大混乱を巻き起こします。絶対に戦争を起こさせてはなりません。
しかし、日本政府はイージス艦を派遣しました。その理由がなんと「暑いから」というものでしたが、暑くて困ってたら帰ってくればいいんです。
こういう事態で、有事法制を通してはなりません。平和解決の努力をするのがあたりまえのことです。
21世紀の世界の流れは、武力に頼らないで平和解決なのです。
有事法案がこれまで継続審議になってきたのは国民のたたかいの成果です。道理がない有事法制を廃案に追い込みましょう。
社民党 今川正美さん
戦争反対に理屈はいらないんです。侵略戦争や植民地支配を認めない、単純なことなんです。
戦争の支援をしようとしつつ、弱い人たちには振り向きもせずに利権を漁っている政治家たちがいます。私の地元、長崎県では、自民党県連総体が罪を問われています。これはローカルな問題ではなく、この国全体の構造的な問題です。そして、そういう人たちが国民に関心を示さず、勝手なことを押し進めている。政治の根っこは腐っています。
佐世保にはインド洋に派遣された自衛官たちが帰ってきていますが、飲み屋では「もう行きたくない」という話ばかりです。「自衛隊は専守防衛じゃなかったのか、これは雇用契約違反ではないか?」との声まで出ています。
今回の派遣で、既に2人の自衛官が死に追いやられています。こういう、個々の自衛官の人権をも意識しながら、有事法案を廃案にするまでがんばりましょう。
民主党 岡崎トミ子さん
私はずっと東チモール支援をしてきました。そして従軍慰安婦とされたひとびとの問題についても取り組んできました。しかしこういうあたりまえの声が、国会の中に通っていかないんです。それでいて、新たな戦争ですか? 絶対に許されません。
米軍基地支援に6500億円のお金が使われています。アメリカのイラク戦争予算は420億ドル、戦争後の「復興支援」に300億ドルかかるそうですが、その2割を日本が負担しろ、とアメリカが言っています。金融・経済の負担が重くのしかかる中、こんなことにビタ一文出してはならないと思います。
戦争は罪のない人を攻撃することです。そしてとりわけ、女性たち、こどもたちが一番の被害者になります。戦争を阻止するために最後までがんばりましょう。
ピースボート チョウミスさん
1.18集会は、イラクへの攻撃が何かおかしいと思っていても、自分たちが何もできない、とあきらめていた人たちのシンパシーを集め、大成功しました。
しかし、そういう人たちも、有事法制には無関心です。有事法制ができてしまうと、日本が多くの人たちを敵に回すことになるんだ、という意識を高める必要があります。
1.18集会の成果は、少数派でも人々の意識を変えることができるんだ、ということではないでしょうか。
平和憲法を棄てることを誰も願ってなんかいません。有事法制について人々に訴えて、がんばっていきましょう。
Chance! pono2 内山隆さん
1.18集会は、世界中が、もっと大きな流れとして「世界が変わっていく」ためのファーストステップになったと思います。
イラク攻撃は戦争だけの問題ではありません。そこには、石油資源をめぐる問題、エネルギー問題、環境破壊問題など、いろいろな問題が絡んできています。
戦争は、いのちのつながりを失うことです。そして今、いのちのつながりをみんなが感じられなくなってきています。
今は、日米関係を含めて、すべてを見直すチャンスです。
日本青年団協議会 市村聖治事務局長
私たちは、都会的なみなさんとは違い(笑)、農村の青年団体です。イデオロギーも何もなく、村おこしや祭をやったりしているだけなんですが(笑)、戦前・戦中に私たちが若者を戦争に送り出してしまった反省から、平和の取り組みをしています。
私たちが実施した有事法制に反対する集まりに参加した農村の若者が、地元に帰ると、保守的な先輩たちから「そんなことをやっているのは社民党や共産党だけだ」などといじめられたそうです(笑)。彼はそれでも戦争反対だ、と言います。「なぜ?」と問いかけると、「弱いものいじめだから」と。
もう右とか左とかでなく、強い弱い、勝った負けた、という感覚が強くなっているんだなぁ、と思いました。構造改革だ、市場経済万能だ、なんだかんだと言う中で、これらの感覚が強くなり、「自分たちには何もできないんじゃないか」というあきらめが広がっています。
先日、とある精神科医から面白い話を聞きました。アメリカの大統領は就任のときに、聖書に手を置いて宣誓をします。じゃ、日本の首相は何を規範にするのか。本当は憲法のはずなんだけど、実際には世間体なんじゃないか、と。なるほど、と思いました。
そういう意味で、強いとか弱いとか勝ったとか負けたとかじゃなく、もっと広い認識で、おおらかに、平和の声を挙げていきたいな、と考えています。
フォーラム平和・人権・環境 福山真劫事務局長
イラク戦争はアメリカによる中東支配の要として準備されています。そして有事法制はまさに、戦争をするための体制づくりとして進められようとしているのです。
これらをリンクさせるのは当然としても、今まさに、労働組合がどう闘うのか、が問われている局面です。私たちはみなさんとともに2.19集会を行います。これを成功させ、みなさんとともに反対の声をあげていきたいと思います。
全日本海員組合 藤丸徹教宣部長
私たちは、陸海空港湾20労組の一労組として、この間、有事法制反対の声を挙げてきました。
今回の戦争は、私たちにとっては直接の脅威です。かつて行われたイラン・イラク戦争では、世界中で450人の船員が死亡しています。日本は当時「中立国」だったはずなのですが、日本の船が12隻も攻撃され、日本の仲間が2人死んでいるのです。
石油を運ぶ航路であるオイルロードは、中東だけでなく、イスラム国であるインドネシアを通ります。戦争になれば、私たちの職場は莫大な脅威にさらされ、大変なことになります。
私たちは有事法制に反対するだけでなく、イラク攻撃にも絶対に反対しなければなりません。
先日私たちは、イラク攻撃に反対する決議を中執で挙げ、さらに連合にも、イラク攻撃への反対に取り組むよう働きかけています。ともにがんばりましょう。
航空安全会議 中川香議長
先日、キムタクのドラマがはじまりました。この番組で有事法制について採り上げてくれないかなぁ(笑)、なんて思いながら見ましたが、私たちの職場は、ドラマで描かれているような華やかな職場ではありません。9.11以降飛躍的に高まった航空保安体制の不安に対し、国は答えてくれません。私たちの職場を、空の安全を脅かす有事法制に反対していきます。
東京全労協 渡辺洋事務局長
リストラ・失業でいじめられている私たち労働者の意識はどこに行くのでしょうか。かつてそれは、海外侵略の方向へと向いてしまいました。今こそ私たちは、苦しいときこそ、戦争をしない、させない、という意識をもって、反戦の取り組みを進めていかねばなりません。
ふぇみん婦人民主クラブ 赤石千衣子さん
最近、平和を求める各地域からの声がどんどんネットワークされてきています。そしてそれが、世界にもつながってきていることをひしひしと実感します。戦争では、女性の人権もまた蹂躙されることは間違いありません。みなさんといっしょに、有事法制反対に取り組みましょう。
韓統連 宋世一さん
現在、北朝鮮問題でさまざまな動きが出てきています。イラク戦争の次は北朝鮮だ、という話も出ています。しかし私たちは、二度と朝鮮半島で問題を起こさない!という訴えをしていきます。
日本YWCA 俣野尚子さん
私たちは、負の歴史のページをめくらないように、集中して、イラク戦争反対・有事法制反対の訴えをしていかなければなりません。
戦争を起こす側は、常に、始まったときにどうやって終えるのかを考えていません。実際に、アフガンでは戦争はまったく終わっていません。だからはじめてはならないのです。
平和を実現するキリスト者ネット 芳賀繁浩さん
私たちは、イラクで「人間の盾」となるべく、沖縄派遣団を送りました。また、米総領事館前で3名の女性がハンストを決行しています。
私たちはまた、路上にイラクの子どもたちのパネルを出し、通行人へのアピールをしています。通行量は多くありませんが、子どもの写真に息を呑む人、「がんばってください」と声をかけてくれるアメリカ人もいます。そして、各国のひとびとから寄せられた署名を、米大使館に提出しました。
子供たちの上に爆弾を落とさないでください!
1分リレートークで発言した国会議員のみなさん(発言順・敬称略・リンク略)
北川れん子(社)/吉川春子(共)/岩佐恵美(共)/保坂展人(社)/井上美代(共)/大沢たつみ(共)/紙智子(共)/林紀子(共)/大森猛(共)/川田悦子(無)/小泉親司(共)/木島秀夫(共)/吉岡吉典(共)/児玉健次(共)/井上哲士(共)/山口わか子(社)/山内惠子(社)/東門美津子(社)/大島令子(社)/畑野君枝(共)/赤嶺政賢(共)/金子哲夫(社)/土井たか子(社)/春名直章(共)/中川智子(社)/緒方靖夫(共)/江田五月(民)
その他、集会に参加された国会議員のみなさん(順不同・敬称略・リンク略)
八田ひろ子(共)/大幡基夫(共)/宮本岳志(共)/生方幸夫(民)/谷博之(民)/穀田恵二(共)/松本善明(共)/西山登紀子(共)/かんの哲雄(社)/しげの安正(社)
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